育ジイとして学んでいること

経営者から

「うちの会社は受け身体質で困る」

「社員が自発的、主体的に動かない」

という悩みを聞くことから私の仕事が始まります。

 

30年近く前、この仕事を始めた当時

師匠から言われてきたことは、

そもそも人は自発性、主体性を持っている

人間は自分で現実を見て感じ考え行動するもの

それを信じて前提として取り組めということでした。

 

「赤ん坊を見ていれば分かるよ。

親が『このおもちゃの方が面白いぞ』と言ったって

自分で選んだおもちゃでしか遊ばないもんだ」とも言わました。

しかし、当時既に私の子供は

小学生と幼稚園の年長になっていたので

既に立派に親に忖度するようになっていて

残念ながら、実体験として体に入れることはできませんでした。

 

この人間観を信頼前提としてこれまでやってきて

自分の信念と言えるものになっていますが

孫が生まれてからの2年間、人の自発性、主体性の原型を

体感する日々を送ることができています。

 

いや〜本当にすごい好奇心と集中力!!

 

こちらから何か渡しても気に入らなきゃ投げ捨てる

自分で選び気に入ったらずっと飽きるまで遊び続ける

こちらに時間もあるし付き合うんですが、結構ヘトヘトです。

おかげで“じいじ”の忍耐力は強化されました。

人の純粋な主体性ってすごいなと感動する日々

仕事における人間観の軸がよりブレなくなっています。

 

しかし、2歳を過ぎて最近少し感じるのが“忖度の兆し”

それはそれで可愛いし、こちらとしては気持ちが良かったりしますが、

調子に乗ってこちらの価値観に誘導し過ぎちゃいけない!

自分が喜ぶ、自己満足のための子育てをしちゃいかんぞ!!

と自分自身に注意シグナルを送っています。

 

別に良い学校に行って欲しいとか何かになって欲しい

というものがある訳じゃない。

『自分で現実を直視して、感じ考え試行錯誤し、

失敗や成功を繰り返して、そこから学べる人』

に育てるのが私の役目。

 

愛情をもって接し見守っていくだけですが、

彼と一緒に過ごすことで、こちらが親として人として

大切なことを気づかせてくれています。

 

子によって親が育てられると言いますが、

そういう意味では2度目の子(孫)育てができて

私は幸運です。