ブログ 2022.08.25
趣味の時間の大切さ

趣味の定義は人それぞれだと思いますが、

自分にとって趣味とは、そこに集中して自分を開放してくれるもの。

個人事業主なので、そんなにシガラミやストレスは無いのですが、

そういう時間を持たないと、仕事の集中力や品質に関わります。

 

仕事中心の生活をしてきたので、時間に余裕ができたら

色々やってみたいな〜と考えた時期もありましたが、

孫育てが中心の生活になり趣味を増やすことはできませんでした。

もっとも負けず嫌いの性格なので、ゴルフのような趣味だったら、

自分を開放することにははらなかったでしょうが。

 

私の趣味は音楽鑑賞です。

オーディオの世界を教えてくれたのは仕事の師匠でした。

30年程前、最初に師匠のオーディオを聴いた感想は、

「音が生きている!」「音楽は身体で聴くものなんだ!!」

というものでした。衝撃的でした。

 

それから少しずつオーディオに投資して今は3代目のシステム。

そして自宅の改築に合わせて念願の防音室を作りました。

 

誰にも邪魔されず、最適の音量で聴く音楽は最高です。

自分の部屋がコンサートホールになるのです。

一流のオーケストラを特等席で聴いている感じです。

往年のJAZZボーカリストが自宅に来てくれます。

音に輪郭があるというか、そこに立って歌ってくれるんです。

 

3代目のシステムを導入した当初は

家族に「良い音だろ」と聴かせたのですが、その後はほぼ無関心。

それで良いのです。

 

興味のない人から見れば、何故それだけのお金と時間を?

と思われるのですが、それが趣味というものです。

(そうやって家族に言い訳しています)

 

生の演奏会も良いぞと師匠にアドバイスを貰い、

オーケストラの演奏会にもちょくちょく出かけるようになりました。

一期一会の世界はまた格別。生演奏はやはり違います。

場のエネルギーを感じながら、一緒に創っている感覚です。

 

自宅での音楽鑑賞はそれとは違う一人の世界。

音楽に浸りながら自分を開放しつつ自分と向き合う時間。

ずっと続けることができる良い趣味を持てたなと思っています。

 

誰にも強要はしないつもりですが、孫だけにはという思いはあります。

しかし、ゼロ歳の頃はクラシックを聴かせていましたが、

今現在3歳の彼をステレオ装置に近づけるのは危険です。

(真空管アンプが壊される、セッティングが乱される、スピーカーに穴を・・)

なので、今は「アチチで危険だから近づかないで」と言っていますが、

もう少し大きくなったら、一緒に聴いて欲しいなと思っています。